「目先の利益」より「信頼されること」を優先する
長きにわたってお金を稼いでいく人は「目先の利益」よりも「信頼されること」を優先します。たとえば営業で相手が迷っていたら、相手の気持ちを尊重して無理に買わせないで、一時的には損をしても「この人は信頼できる!」と思われます。
信頼を得られて「またこの人にお願いしたい」「この人からものを買いたい」などと思ってもらえれば、自然に応援者や協力者がでてきて、お金もついてくるのです。
一方「目先の利益」を得ようとする人は、自分が利益を出すために強引に進める、人を蹴落とす、欠点をごまかす、ズルいことをする、人によって態度を変えるなど一気に信頼を損ねて、仕事も先細りになるのです。
“信頼”がお金に換わるまでは、時間がかかるものですが「みんなが認める信頼」として値がついたら、莫大な利益に換わることがあります。
大手製薬会社のヘルプデスクとして派遣社員で入社した友人は、10年ほどで数万人いるグループ企業の役員まで駆け上がりました。彼が心がけていたことは、とてもシンプル。求められたら、すぐに行って解決するまでやり切ることでした。
ほかのヘルプデスクが「終業時間なので明日やります」「3日はかかりそうです」と自分の都合で動くなか、相手の期待を超え続ける彼の仕事ぶりは評価されて、大きな仕事も任されるように。いまや大企業数社の相談役を任されているのは「彼に頼んだら、なんとかしてくれる」という信頼にほかならないでしょう。
矛盾するようですが、利益を得ようと思うなら、利益のことはあまり考えず、よりよい仕事をするために専念すること。
自分が得ることよりも、相手に満足してもらうことを先に考えたほうが、最善で最短の道なのです。
☆ビジネスとは「信頼が先、利益は後」が基本です!
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