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病理的防衛機制④

躁的防衛
躁的防衛は様々な苦悩から逃れるために自分の都合のいいように何でも解釈を変更する。
「優越感(服従感)」「支配感」「軽蔑感」の三つの感情に特徴づけられてます。

「躁的防衛」を使って耐えられない心の痛みや哀しみという
自分の本当の状態に目を向けないようにします。

「躁的防衛」を使っている人ご自身は自分が躁的防衛を使っているとは気づきません。

その人は違和感を抱かせるほど明るく振る舞ったり 大声で話し続けたり
近寄りがたいような 地に足が着いていないような浮ついている感じです。

「躁的防衛」を使っている人の中には理想の世界を想像しつづけたり
いろいろと支配できる万能的な自分を想像したりと妄想を広げて心の痛みや哀しみをごまかしています。

躁的防衛は短期的のストレス(人事異動や転職・転校などの環境変化)を回避するには有効とされますが
長期的には心身ともに疲弊することになります。

(※躁的防衛の具体例)
自分は万能で相手を支配できると思い込む。楽しくないのに楽しそうに振る舞う。
ストーカー的思い込み。
告白してフラれたのに「本当はあの人は僕のことを愛しているはずだ」
「恥ずかしがっているだけ」と妄想して心の痛みへの直面を避けるなどです。

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